はじめに
こんにちは、あすかです。
元看護師で、知的障がいを伴う自閉症の娘を育てています。
幼稚園、複数の療育、担当心理師、相談支援員……関わる人が増えるほど、こんな気持ちになりませんか?
- 娘のことを伝えたいけれど、うまく言語化できない
- 共有する手段もよく分からない
- どこまで、誰に共有すればいいの?
相談支援員さんが作ってくれるモニタリング報告書、内容はとても充実しています。でも正直なところ——幼稚園と各療育機関に、本当に読まれているのだろうか、とずっと思っていました。
今回は、そのモヤモヤを解消してくれた、娘の「翻訳シート」をご紹介します。
「翻訳シート」とは何か?——娘の見ている世界を伝える地図
私が欲しかったのは、分厚い専門書ではありません。
娘の見ている世界を、「これだけ」で伝えられる地図です。
このシートは、夫が運営する Kotone で作成したものです。2種類あります。
①「子どもの理解整理シート」で、何が分かるのか?
このシートを初めて見たとき、3つの驚きがありました。
- 「そうそう、娘ってそうなの!」——自分の頭の中が言葉になった感覚
- 「モニタリング報告書の内容がきちんと反映されている!」——情報が活かされている安心感
- 「これなら、読んでもらえる!」——これだけで全体像が見える
「自閉症の特性から娘を理解する」ではなく、「娘の仕様を理解する」。そのちがいが、このシートには出ています。



②「解釈シート」で、娘の行動はどう読み換えられるのか?
こちらは、娘の行動をAIに入力すると「娘の見る世界」として出力されるシートです。
これを読んだとき、「そう、これを伝えたいの!」と、頭の中が100%整理された感覚になりました。
「わがままだから強く出る」ではなく——「一番安心して気持ちを出せる相手だから、お母さんに強く出る」
そう読み換えるだけで、娘への見え方が変わってきます。










2種類のシートのイメージはこうです。
- ①子どもの理解整理:複数の関係機関の情報をひとつに統合した、わが子の全体像マップ
- ②解釈シート:わが子の行動を「見る世界」として翻訳した、理解の道しるべ
どちらも、親の頭の整理にも、支援者への共有にも使えます。
ポイント:「これを読んでください」の1式を渡せれば、親の負担が減り、関係機関に共通認識が生まれる。
なぜ「親の余白」がお子さまの安心につながるのか?
親がお子さまの世界を理解してスッキリする
↓
親に「心の余白」ができる
↓
お子さまが安心して、本来の力を発揮し始める
「障害をなくす」のではなく、「環境(接し方)を最適化する」。それが、このシートの根っこにある考え方です。
たとえ話①:犬を育てているつもりが、実は「猫」だった
犬に「お手!」と言えば反応しますが、猫には通じません。それは、猫が劣っているからではなく——「猫だから」です。
私自身、犬の基準で娘に接していたころは、確実に苦しかったです。だって娘は猫なので、たいがい求めていない反応が返ってくる(苦笑)
でも「違う種族」だと思う瞬間、心の余白が生まれます。猫に合った環境と接し方で、「人懐っこい可愛い猫ちゃんに育てよう」——今ではそんな気持ちでいます(笑)
たとえ話②:本体は壊れていない。キーボードが独特なだけ
娘のパニックやこだわりを、「本体の故障」だと感じて絶望していた時期があります。でも本当は——出力の仕方が違うだけでした。
ハードウェアは正常。ただ、キーボードが独特。
- キーが押しにくいなら、別のキー入力を試す
- 文字が出ないなら、音声や図で伝える
脳の特性は「なくす」ものではなく、「環境を最適化(翻訳)する」が鉄則です。
【わが家の生態系】実は、わが家を見渡すと私以外全員「猫」でした(苦笑)。見通し命の夫、順序命の娘、そして本物の猫。ひとり種族の違う「通訳」として、この賑やかな猫の館を切り盛りしています(苦笑)。
まとめ:翻訳シートに込めた思い
| シート | 役割 |
|---|---|
| ① 子どもの理解整理 | わが子の全体像を1枚で共有する |
| ② 解釈シート | 行動を「お子さまの見る世界」として翻訳する |
「わが子のことを、もっとうまく伝えたい」
「支援者との連携をスムーズにしたい」
「自分の頭の中を、一度整理したい」
そのように感じている親御さんに、この翻訳シートを届けたいと願っています。
提供方法は現在準備中です。続きはこのブログでお知らせします。興味のある方は、ぜひブックマークしておいてください。
読んでくださったあなたへ
今日も、本当に、おつかれさまです。
お子さまと親御さんのあいだにある”見方の違い”を整理し、関わり方のヒントを見つける入口——それが翻訳シートです。
娘のこと、シートのこと、これからも少しずつ書いていきます。
また読みにきてもらえたら嬉しいです。
親子の優しい時間が、
毎日の中にそっと生まれますように🌈
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